パソコンのグラフィックス


おもなグラフィックモード

グラフィックアダプタによって,つぎのようなグラフィックモードがサポートされている。

略称
意味
解像度 (ピクセル)
アスペクト
備考
QVGA
(Quarter VGA)  320×240  4:3
初期の携帯画面など


 512×384
 4:3 初代 Macintosh
VGA
(Visual Graphic Array)  640×480
 320×240
 4:3
 4:3
IBM PC 標準
SVGA (Super VGA)  800×600  4:3
XGA (eXtended Graphic Array) 1024×768  4:3 一般的なプロジェクタ
HD (720p High Definition) 1280×720 16:9 720p HDTV
WXGA (Widescreen XGA) 1280×800 16:10
SXGA (Super XGA) 1280×1024  5:4
UXGA
(Ultra XGA) 1600×1200  4:3
FHD (Full High Definition) 1920×1080 16:9 Full HDTV の解像度
WUXGA (Widescreen UXGA) 1920×1200 16:10
QHD (Quad HD) 2560×1440 16:9 720p HDTV の4倍
4K UHD (4K Ultra HD) 3840×2160 16:9 4K テレビ放送の解像度
DCI 4K (Digital Cinema Initiatives 4K) 4096×2160 1.9:1 4K デジタルシネマ用
 画面サイズの比較 (1/2 スケール)

* 画素のことをピクセル (pixel) という。これは,pics/pix (画像) と element (素) からできた造語。
* アスペクト (Aspect) は画面サイズの横縦比のこと。
* 画面の解像度(1インチ=25.4mm あたりのピクセル数)は,初期の Macintosh では 72 ピクセル/インチが, Windows では 96 ピクセル/インチが,システム値として仮定されていた。 しかし,最近は液晶のピクセルサイズがシステム値よりもずっと細かくなってきたので, 正しく実寸大表示させるために,OS 側あるいはアプリケーション側で画面解像度を任意に設定できるようになってきた。

参考: iPhone, iPad の解像度

機種
解像度 (ピクセル)
アスペクト
備考
iPhone3G まで
 480×320  3:2 VGA の半分
iPhone4
 960×640  3:2
VGA の2倍
iPhone5
 1136×640  1.775:1 ほぼ 16:9
iPhone6
 1334×750  1.779:1 ほぼ 16:9
iPhone6 plus
 1920×1080  16:9 Full HD
iPad, iPad2, iPad mini
 1024×768  4:3 XVGA
iPad 第3世代〜  2048×1536  4:3 XVGA の4倍

* スマートフォン (Andoroid) は,機種によってまちまちだが,16:9 のものが多い。
* Andoroid タブレットは,16:10 のものが多い。

参考: アナログテレビ放送の規格

略称
意味
走査線数
有効走査線/
フレームレート

解像度
アスペクト
備考
NTSC (National Television System Committee) 525
 480/60i  640×480  4:3
北米,中米,日本,韓国,台湾など
PAL
(Phase-Alternating Line) 625
 576/50i  768×576  4:3
ヨーロッパなど
SECAM (Séquentiel Couleur Avec Mémoire) 625
 576/50i  768×576  4:3 フランス,ロシアなど
HDTV (High Definition Television) 1125
1125
750
1080i
1080i
720p
1920×1080
1440×1080
1280×720
16:9
16:9
16:9


* NTSC の走査線は 525 本で,そのうち 480 本が有効。 PAL の走査線は 625 本で,そのうち 576 本が有効。 HDTV の走査線は 1125 本で,そのうち 1080 本が有効。
* 60i は インターレース60フィールド/秒=30フレーム/秒,50i は インターレース50フィールド/秒=25フレーム/秒 の意味。p はプログレッシブ (補足参照)。
* 上述の 60 は正確には 59.94,  30 は正確には 29.97 であるが,簡単のためそれぞれ 60, 30 で代用している。
* 上で,単に i や p とあるのは,地域によって 60i または 50i,および 60p または 50p を意味する。
* 参考までに,映画は 24p (24フレーム/秒),アスペクト比はシネマスコープのばあい 2.35 : 1。
* 一眼デジカメのアスペクト比は 3:2。感光面は,フルサイズで 36mm×24mm。

参考: DVD,ビデオカメラ,BD のビデオ部分

略称
解像度
アスペクト
ビデオエンコード(圧縮方式)
媒体
DVD-Video/DVD-VR  (SDTV) 720×480/60i 4:3/16:9
MPEG-2
DVD
DVD-Video/DVD-VR  (SDTV) 720×576/50i 4:3/16:9
MPEG-2   DVD
HDV
1440×1080i
1280×720p
4:3/16:9
MPEG-2   デジタルビデオカメラ (DVテープ等)
AVCHD
各種解像度
4:3/16:9 H.264 (MPEG-4 AVC)
デジタルビデオカメラ (メモリ,BD等)
BDMV/BDAV
各種解像度
4:3/16:9 MPEG-2
H.264 (MPEG-4 AVC)
BD

 * 上で,単に i や p とあるのは,地域によって 60i または 50i,および 60p または 50p を意味する。
 * DVD/ビデオカメラ/BD では,画素の形を正方形ではなく長方形にすることで,4:3 や 16:9 の画面を表示している。

補足: プログレッシブとインターレース

 
プログレッシブ    
インターレース
プログレッシブスキャンでは,すべての走査線をいちどに表示する

インターレーススキャンでは,奇数フィールドと偶数フィールドを交互に表示する


すべての走査線をいちどに表示して画面を作ることをプログレッシブスキャン(順次走査), 奇数番目の走査線と偶数番目の走査線を交互に表示することをインターレーススキャン (飛び越し走査)という。
パソコンの画面表示はふつうプログレッシブスキャンである。 いっぽうテレビ放送やビデオでは,ふつうインターレーススキャンが使われる。たとえば NTSC のばあい 60分の1秒で奇数番目の走査線(奇数フィールド)を,つぎの60分の1秒で偶数番目の走査線(偶数フィールド)を表示している。 したがって,走査線 480 本の画面を1フレームとすれば,1秒あたり 30 フレームになる。 インターレースは,1つのフレームを2つのフィールドに分けて表示することで CRT (ブラウン管) の画面でのフリッカー (ちらつき) を抑えるために採用された方式である。 動きの激しいビデオの画面をキャプチャーしたりプログレッシブに変換したりすると,1つのフレームにずれた画像が重なって見えるのはそのためである。
* ビデオのキャプチャー画像から奇数フィールドまたは偶数フィールドの画像を取り出すときは,Photoshop のフィルターの「ビデオ」→「インターレース解除」を利用するとよい。
流れるビデオの映像をキャプチャーした例 (拡大図)   奇数フィールドと偶数フィールドの画像がずれている。


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T.Fujiwara